最近では、男性でも脱毛をする人が増えてきています。
みなさんの身近にも一人や二人は、脱毛に通ってすべすべの肌をしている人がいるのではないでしょうか?
しかし一方で、「脱毛に興味があるけど、勝手がよくわからない」という人も多いはず。
そこで今回は、
- メンズ脱毛の大まかな流れ
- 脱毛をするお店の違い(医療 or エステ)
- 脱毛方法の種類とメリット・デメリット
についてわかりやすく説明していきます。
脱毛には種類があり、どの方法で脱毛するかによって、費用や効果などが大きく変わってきます。
メンズ脱毛で損をしないために、ぜひ一度目を通して見てください。
メンズ脱毛の大まかな流れ
「脱毛について知識ゼロ」という方もいると思うので、まずはざっくりとしたイメージをつかみましょう。
脱毛の大まかな流れは以下の通りです。
[timeline] [tl label=’STEP.1′ title=’お店を選ぶ’] 脱毛は、大きく分けて「医療脱毛」と「エステ脱毛」に分けられます。自分の希望に合わせて選びましょう。 [/tl] [tl label=’STEP.2′ title=’カウンセリングを受ける’] お店ではまず最初に説明を受けて、どのように脱毛していくのかを相談します。希望を伝えれば、専門知識のあるスタッフさんが提案をしてくれるので、よくわからなくても大丈夫です。 [/tl] [tl label=’STEP.3′ title=’複数回にわけて施術する’] 脱毛は一度では終わりません。毛の再生サイクルに合わせて、期間を空けながら、複数回にわたって施術を行います。回を重ねるごとに毛が薄くなってくるのが実感できます。[/tl] [tl label=’STEP.4′ title=’脱毛完了!’]満足できるレベルに毛が生えてこなくなったら完了です。個人差がありますが、医療脱毛で4~8回 、エステ脱毛で8~16回ほど通う必要があります。 [/tl] [/timeline]
脱毛には、1~2年ほどの期間がかかります。
毛は「生えて、休んで、抜けて」の再生サイクルを繰り返していますが、脱毛は「いま生えている毛」にしか効果がありません。そのため、期間を空けて、繰り返し施術する必要があります。
だいたい2~3ヶ月に一回のペースで通いつづける感じになります。
完了までには時間がかかりますが、回を重ねるごとに毛が薄くなり、自己処理が楽になっていくので、効果を実感しながらつづけることができます。
自宅で脱毛できないの?
家庭用の脱毛器も市販されていますが、あまりおすすめできません。
- 低出力で脱毛効果が薄い
- そのわりに高額(10万円近くする)
- 素人がするので肌トラブルのリスクが大きい
などが理由です。
家庭用となると出力を抑えなければならず、手間ばかりかかって脱毛効果はイマイチ…という代物になっています。
「お店に行くのがどうしても恥ずかしい!」という人以外は、最初から脱毛サロンやクリニックで施術してもらったほうが賢明です。
最近では、男性専門のお店がたくさんあるので、なんとなく気恥ずかしい人はそういったお店を選ぶようにするといいでしょう。
「医療脱毛」と「エステ脱毛」の違い
現在、日本で脱毛をしようと思ったら、
- 医療脱毛…クリニック、美容外科などの医療機関でおこなう
- エステ脱毛…エステサロン(医師のいない施設)でおこなう
のどちらかを選択することになります。
医療脱毛とは?
医師のいる医療機関でおこなう脱毛です。
医療機関と言っても、怪我をしたときに行くような一般の病院ではなく、
- 脱毛専門のクリニック
- 脱毛を取り扱っている美容外科
など、最初から美容目的で作られた医療機関を利用することになります。
一般の病院には、脱毛用の専門機器は置いていませんからね。
医療脱毛には「麻酔が使える」という大きなメリットがあります。
痛みの軽い全身脱毛ではあまり問題になりませんが、痛みの強いヒゲ脱毛をするのであれば、麻酔が使えるかどうかは大きな違いです。
有名どころとしては、
- ゴリラクリニック
- メンズリゼ
- 湘南美容外科
などがあります。
なお、脱毛に保険は効かないため、医療機関で受けても全額自己負担になります。
エステ脱毛とは?
エステサロンでおこなう脱毛です。
総合エステのサービスの一つとして脱毛をやっているところもあれば、脱毛を専門にしている脱毛サロンもあります。
有名どころとしては、
- RINKS(リンクス)
- メンズキレイモ
などがあります。
メンズ脱毛の方法には3種類ある
脱毛方法には大きく分けて3つの種類があります。
- 医療レーザー脱毛
- 光脱毛(フラッシュ脱毛)
- ニードル脱毛
ざっくり言ってしまうと、
- 医療レーザー→医療脱毛でやっている
- 光(フラッシュ)→エステ脱毛でやっている
- ニードル→一部のお店でやっている
以上のように対応しています。
ニードル脱毛は、医療脱毛でもエステ脱毛でも取り扱っているところはありますが、取扱店舗はそれほど多くありません。
お店によって、採用している脱毛方法が違います。
そのため、まずは自分がどの脱毛方法を希望するのかを決める必要があります。
それぞれの脱毛方法のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
1,医療レーザー脱毛
「医療レーザー脱毛」は、レーザーを照射して、毛根を焼き切るタイプの脱毛方法です。
レーザーは出力が高いため、医師のいる医療機関でのみ受けることができます。
強力なレーザーを毛に当てると、黒い色素のメラニンが反応して、熱エネルギーに変わります。そのエネルギーで毛の根っこにある組織を破壊し、毛が再生してこないようにします。
強いエネルギーで毛根を破壊するので、脱毛効果が高く、ほぼ「永久脱毛」に近い効果が得られます。
「医療レーザー脱毛」のメリット
[box class=”box10″]
- 脱毛効果が高い
- 通う回数が少なく済む
[/box]
医療脱毛のメリットは、強力なレーザーを使うので脱毛効果が高いことです。
満足する結果が得られるまでの期間が短く、脱毛を終えた後に毛がまた生えてくる可能性も低いです。
通院する回数も少なく済ませられます。
個人差がありますが、満足できる効果が出るまでに、おおむね4~8回かかると言われています。
「医療レーザー脱毛」のデメリット
[box class=”box9″]
- 一回の料金は高め
- 痛みがそれなりに強い(ただし、麻酔が使える)
- 肌へのダメージが大きい
[/box]
医療レーザー脱毛のデメリットは、施術一回分の料金が高めになることです。
医師でないと施術が行えず、使用する機器も高額であることから、エステ脱毛に比べるとどうしても費用がかかります。
ただし、施術の回数自体は少なく済むため、最終的な費用としてはエステ脱毛とそこまで変わらないことも多いです。
出力の強いレーザーを使うので、それなりに痛いです。
とはいえ医療機関なので、追加料金を払えば笑気ガスなどの麻酔をしてもらえます(特にヒゲの脱毛はかなり痛く、多くの人が麻酔を利用します)。
肌へのダメージは大きく、施術後しばらくは肌が赤く腫れる人が多いです。
2,光脱毛(フラッシュ脱毛)
「光脱毛」は、レーザーよりも出力の弱い光(フラッシュ)を使った脱毛方法です。
医師でなくても扱えるため、エステ脱毛で広く採用されています。
脱毛の仕組み自体はレーザーと同じです。 フラッシュの光がメラニンに反応して熱エネルギーに変わり、毛の根っこにある組織を焼き切ります。
要は、医療レーザー脱毛のマイルド版だと考えてください。
「光脱毛」のメリット
[box class=”box10″]
- 一回の料金が安い
- 痛みが少ない
- 肌へのダメージが少ない
[/box]
光脱毛のメリットは、料金が安いことです。
医師でなくても扱うことができ、一度に照射できる範囲も広いため、施術料金は低めに設定されていることが多いです。
他の脱毛方法に比べると痛みが少ないのも特徴です。麻酔がなくてもほとんどの人が耐えられるでしょう。
肌へのダメージも少なく済みます。脱毛をした後は肌が荒れやすいので、 ダメージが少ないのは地味に嬉しいことですね。
「光脱毛」のデメリット
[box class=”box9″]
- 通う回数が多くなる
- ヒゲには効果が薄くなりやすい
[/box]
光脱毛のデメリットは、出力を抑えている分だけ、満足する結果を得られるまでの施術回数が増えてしまうことです。
そのため、光脱毛を検討するときには「合計でいくらかかるか?」を考えることが大切です。一回の料金が安くても、回数が増えれば総合費用は高くついてしまいます。
特にヒゲをキレイに脱毛するためには、かなりの回数を通う必要があり、「最初から他の方法にしたほうが安上がりだった」というケースも少なくありません。
使う機器にもよりますが、だいたいの目安として「レーザーの倍の回数がかかる」と言われています。その点を考慮に入れて合計金額をシミュレーションしてみてください。
3,ニードル脱毛
「ニードル脱毛」は、毛穴に針を差し込み、弱電流を流すことで毛根を破壊するタイプの脱毛方法です。「電気脱毛」とも呼ばれます。
医療機関とエステサロンのどちらでも取り扱いが可能ですが、実際に採用しているお店はそれほど多くなく、選択肢が限られてきます。
長い歴史のある脱毛方法ですが、現在では、レーザーや光に取って代わられつつあります。
ただし、ヒゲの脱毛に対してはまだ需要があり、ヒゲにはニードル脱毛を採用しているお店も存在しています(メンズTBCなど)。
「ニードル脱毛」のメリット
[box class=”box10″]
- 脱毛効果がとても高い
- 日焼けや色素沈着があってもできる
- (ヒゲなどの)形を細かくデザインできる
[/box]
ニードル脱毛のメリットは、なんといっても脱毛効果が高いことです。
毛根に直接電流を流していくため、処理した毛はほぼ確実に再起不能になります。非常に効果の高い「永久脱毛」をすることができます。
また、毛をピンセットで挟みながら一本一本毛穴を処理していくので、ヒゲなどの形を細かくデザインすることが可能です(レーザーや光の場合は、一定範囲をまとめて処理するので、細かい形の指定はできません)。
「ニードル脱毛」のデメリット
[box class=”box9″]
- かなり痛い
- 料金がとても高い
[/box]
ニードル脱毛のデメリットは、レーザーや光に比べて「かなり痛い」ことです。
毛穴に針を差し込んで電流を流すのですが、痛みに弱い人には耐えられないレベルの痛さです。
また、一本一本ていねいに処理していくため、料金のほうも高くなります。
お店によって変わりますが、レーザーや光に比べて、1.5倍~2倍近くかかるケースが多いようです。
おすすめのメンズ脱毛の方法は?
最後に、どんな人にどの脱毛方法がおすすめなのか?について個人的な考えをまとめておきます。
「医療レーザー脱毛」がおすすめの人
- 「ほとんど毛が生えてこない」状態を目指す人
- コスパ重視の人
- どれにしようか迷っている人
医療レーザー脱毛は、「コスパ重視で、完成度の高い脱毛がしたい!」という人におすすめです。
一回の料金は高めであるものの、脱毛効果が高く、少ない回数で「永久脱毛」に近い効果が得られるため、対費用効果としてはとても優秀な方法です。
料金、効果、通院回数、医療機関という安心感、痛み対策として麻酔が使える点など、全体的にバランスがいいので、どれにしたらいいのかわからない!という人にもおすすめできる方法です。
「光脱毛」がおすすめの人
- 費用を抑えたい人
- 全体的な毛の量を減らしたい人
光脱毛は、「費用を抑えながら、毛の量を減らしていきたい」という人におすすめです。
「脱毛=つるつるの肌にすること」だと考えられがちですが、 毛の量が減るだけでも、見た目的にかなり清潔感が出てきますし、毎日の自己処理がだいぶ楽になります。
「ある程度毛の量が減ってくれれば十分」という考えであれば、一回の料金が安くて手軽に受けることができるエステ脱毛は、おすすめできる方法です。
ただし、完全につるつるにするような脱毛を目指すとなると、かなりの回数が必要になり、総合費用としてはかえって高くついてしまうこともあるので注意が必要です。
自分がどのくらいの完成度の脱毛を希望するのか、よく考えて検討しましょう。
「ニードル脱毛」がおすすめの人
- 確実に「永久脱毛」をしたい人
- ヒゲの形を細かくデザインしたい人
- 料金が高くなっても構わない人
ニードル脱毛は、「多少のデメリットがあっても、とにかくいちばん効果の高い脱毛をしたい!」という人におすすめの方法です。
ほとんどの人は医療レーザーなど他の方法でも、十分に満足できる結果が得られると思いますが、より完璧に近い脱毛を目指すなら、やはりニードル脱毛がいちばん確実な方法です。
ただし、料金的にはどうしても割高になってしまうので、脱毛費用を抑えたい人は、他の方法を選んだほうが良いでしょう。
痛みに弱い人にもおすすめできません。「痛すぎて途中でギブアップした」という人も少なくありません。
また、「ヒゲの形を細かくデザインして残したい」というニーズに応えられるのは、現状ニードル脱毛だけになります。
自分のニーズに合った脱毛方法を選ぼう
以上、メンズ脱毛のやり方や脱毛方法の種類を見てきました。
メンズ脱毛は一昔前に比べて、だいぶ手頃なものになりました。
女性向けの脱毛が先行したことによって、安全性などもしっかり担保されていますので、安心して施術を受けることができます。
通うたびに毛の量が減っていき、ムダ毛のないキレイな肌に変化していくのは、なかなか感動的な体験です。
毎日のひげそり・ムダ毛処理から解放されたいな~という人はぜひ一度、脱毛を検討してみてはいかがでしょうか?